[砂漠はいいにゃ〜]
 
 ここんとこ暑いですね〜。ほんとに溶けちゃうんじゃないかと心配です。ノーミソは実際に溶けかかって、一部沸騰状態です。やんなっちゃいます。しょうがないので、快適だった砂漠の話なんかしてみます。(筆者注:これは97年夏の記述です)
まず感想ですが「砂漠はいいにゃ〜」です。湿度がないので、タープでも張って直接太陽光にあたりさえしなければ快適です。汗は出るんでしょうが、知らずに乾いてしまいべとべとしません。でも、気温は40〜60度あるんですよね。

もっぱら私がごろごろしていたのはタナミ砂漠でした。英語のデザートは「木の生えない不毛の」という意味らしく、草はかなり生えています。もっともみんな短期間で枯れてしまい、まるで背の低い草原のように見えます。これが雨季の洪水にさらわれて、我々日本人が想像するような砂漠になります。雨季は春に起こり、洪水が治まって気温がやわらぐと、草花がいっせいに芽を出します。即席でできた水溜まりには、なぜかおたまじゃくしなども生まれます。
私はこの直後に砂漠へ入ったので、草が枯れて少しづつ暑くなっていました。日中テントは中にはいられません。それどころか、朝八時にはすでに暑いのです。目を覚ますとすぐに、灌木の間に渡したタープへと移動します。

風は暑いけどここちよく、ときどきひなたぼっこしながら夕方を待ちます。その間なんにもする気がないし、しません。食べ物や水がないときだけは、200Km先のコミュニティーへ買い出しします。そうこうするうち、砂漠の夕方がきます。砂漠は夕方が最高に素敵です。地平線に日が落ち、あたりが少しづつ暗くなると昼間の熱さが嘘のようです。
短波で日本語放送を聞きながら、ぬるまったスパークリングワインで夕食をとります。至福の時間です。昼間は喉が渇くとひたすら水を飲みます。慣れると一日2リットル位ですが、気が付くと6リットル位飲む時もありました。ふだんは4リットルくらいかな。コークは手に入るけど、飲むと余計にのどが渇くので、砂漠入りしたら水にスイッチします。
不思議におしっこは出ません。むしろ日本で生活している方が回数は多いかもしれません。

いずれにせよ、砂漠の真ん中で排泄するのは爽快です。排泄に限らず、どんなかっこうをしていても、だ〜れもモンクいいません。ひなたぼっこなんか、すっぱだかでできます。
ときどき遠くでハグレ牛が見ていることもありますが、「うりゃー」とか言ってポーズをきめると、あっさり逃げて行きます。砂漠の(裸の)王様になった気分です。
都会暮らしにメンドくなったら、砂漠へ行くといいです。テント張って、日がな一日ボ〜っとしているのっていいかもしれません。日本の梅雨明けした後の夏も捨てがたいけど、砂漠はしのぎやすくていいです。

そうそう、話しかわるけど、ダーウインとかでスイカジュース作ってました。日本ではもったいなくてできませんよね。一個三千円のスイカでも、十杯は取れないでしょう。あっちはウオーターメロンがバカ安でした。


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編集・発行 天使倶楽部 with KENTAN and ようめい